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DMV is トランスフォーマー。
線路にバスを走らせろ 「北の車両屋」奮闘記(朝日新書 56) (朝日新書 56) 線路にバスを走らせろ 「北の車両屋」奮闘記(朝日新書 56) (朝日新書 56)
畑川 剛毅 (2007/07/13)
朝日新聞社出版局
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北海道の郊外をゆく列車に乗ったことがおありだろうか?
僕は、ずいぶん前だけれど、千歳から郊外に向かう列車に乗ったことがある。秋口で、車窓風景はアンドレイ・タルコフスキーの映画みたいな静かな美しさだった。

しかし、実際の北海道の鉄道は、技術者にとっても経営者にとっても「これでもか」の無理難題の山であるようだ。この本でも冒頭で、JR北海道の乗客人数×乗車距離が、京阪電車(88km=
JR北海道の1/28)とほぼ同程度であり、経営が非常に厳しいことが示されている。そして極寒の冬、軟弱な地盤。逃げ出したくなるような状況の中、公共交通という使命感か、経営者魂か、はたまた技術者魂かが多くの新技術を開発してきた。
道路ではバス、線路に乗っかると鉄輪を出して走る(変身には15秒)DMV(デュアル・モード・ビークル)はもっとも新しいJR北海道の技術だ。試験車両から実用化までたったの3年。公共交通としてはおそらく異例の早さ。

この本では、DMVの生まれた背景から、その技術まで豊富な図面で紹介。
鉄道オタクでなくとも、機械技術や乗り物好きならシビレるような熱さがある。

小さい頃、トミーのスーパーレールを持って、「列車がギュイーンと空を飛んだらなあ」と夢想したが、ひょっとしたら、この人たちはそのうちやるんじゃないか?と思えてくる。




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