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Web2.0終わりの始まり?
日本でブログのビジネス利用に早期から着目してきたドリコムが2007年3月期で赤字に転落。
同社の「平成19年3月期業績予想(連結・個別)の修正に関するお知らせ」なる説明をみると、どうやらシステム導入時のカスタマイズ(顧客にあわせて機能を追加したり改修したりすること)などにコストを奪われ、人的資源をうまく配分できなかったようだ。
Web2.0の寵児としてもてはやされることの多い同社だが、顧客のカスタマイズ要求やそれに対するコストをうまく調整できないとは、ふつうのシステム開発会社が陥りがちな不幸に見舞われたようだ。

僕の知る限り、ビジネスで利用される情報系システム(営業日報や社内回覧など企業内の情報をやりとりするコンピュータシステム)ではパッケージといえどもカスタマイズなしで導入できることはない。
一度走りだしたら簡単には止められない基幹系システム(発注や流通など、その企業の収益活動に直接的にかかわるコンピュータシステム、多くは業界の業務標準や法規制の枠の中で組み上げる)と違って自由度が大きく、型にはまっていないからだ。

特に難しいのは、このブログパッケージのように当該の製品に新奇性があって実績が積み上がっていないときと、導入規模がものすごく大きくて、見積と実際との乖離がほんの少しでも、金額にしたらン千万になるときだ。改修コストの見極めがかなり難しい。っていうかたぶん正確にはできない。
こういうとき、だいたいはお客さんから多くとりすぎるのではなくて、制作側のほうが持ち出してしまう(一種の歪んだ良心がはたらくのかもしれないw)。これで潰れちゃった会社とか、トバされちゃった上司をシステム関係会社に勤める方ならいくつも知っておられることだろう。

以前、ネットバブルが崩壊する寸前、新聞に「終わりの始まり」という見出しが躍った。
昔からのシステム屋にはバズワードと嫌う人も多い「Web2.0」、本番はおそらくこれから。
コンピュータって泥臭いってことを知ってくださいw。


この記事に対するコメント

ものすごく同感の意見です。
ネットバブル崩壊の経験者としては「またか」という感じだったのですが、いいかげんなマスコミの騒ぎにあの頃を知らない人たちが騙されたというかなんというか。。。
ドリコムに関しては、前々から内情の危なさが業界内では噂されてましたが、同じようなところがこれから連鎖的に出てきそうです。。。
【2007/04/11 08:35】 URL | 同感です #- [ 編集]


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