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京都に生息しています。システム開発、
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偽装請負の行き先。
偽装請負―格差社会の労働現場 偽装請負―格差社会の労働現場
朝日新聞特別報道チーム (2007/05)
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僕は朝日新聞があまり好きではない。「オレが朝日だ」「これが新聞だ」と言った番長みたいな感じがどうも鼻につく。
が、しかし、そうでなければ書けないことがあるのもまた事実。
この本は朝日の記者(最大で9名とされている)が、「偽装請負」の現場を追って取材した内容をまとめたものだ。キャノンや松下など、日本を代表する「勝ち組」企業に斬り込んでいる。

偽装請負とは、請負契約(たとえば製品の制作なら、納期までにコレを作って納品します、という形での契約。発注元社員から発注先の労働者には直接的な指揮命令はできない)をしておきながら派遣契約のように労働者を派遣し、発注元の直接的な指揮命令下に置くことだ。原則的に労働基準法が伴う派遣契約を回避する違法行為である。

そういうと、IT業界の人は思い当たる節があるかもしれない。そう、IT業界は偽装請負の大陸だ。
請負契約した常駐先で、リーダーがいないか、いても機能していない状態で顧客の直接的な指示を受けるのは偽装請負。もっとあてはまりそうなケースで行くと別々の請負会社のメンバーや発注元の社員が混在して作業しているのも偽装請負である。
機械製造業のように大怪我や命を落とす危険が少ないぶん、労働局の是正勧告が後手にまわっていて、キャノンみたいに国会で叩かれたりしないだけの話だ。

僕は思うのだけれど、法令を回避してまで安価で有用な労働力にばかり頼っていると、そのうち正社員は何もできなくなって、結局は企業の首を絞めるのではなかろうか。

ずっと昔、漫画の「天才バカボン」で架空の著名な漫画家が、手伝いをする男に身の回りの世話を何から何までやらせてこき使う話があった。やがて漫画家はその男がいないと、何もできないことに気づくが、もう遅い。男は勝ち誇ったように言う。「この時を待ってたんだよ」。
男は漫画家を劣悪な条件で働かせてふんぞりかえり、収入を奪ってしまうのだった。


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