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毎日コミュニケーションズ DIGITAL BOY(11年前)
20070505.jpg

本棚を整理していたら、毎日コミュニケーションズの雑誌「DIGITAL BOY」1996年3月号が出て来た。斬新なエディトリアルで注目された米「WIRED」誌をちょっとまねてみました的なニオイがする雑誌だ(実際にはそのレベルには及ばず)。

この号の特集はグラフィックデザイン。当時注目されていたデザイナーを多く取り上げている。
それぞれ、時代を反映しているなあ、という印象だったのだけれど、2人だけちょっと違う人がいた。

ひとりは当時から大物であった、雑誌「CUT」などでしられる中島英樹氏。奇をてらわず、でもカッコよく、非常に洗練された作品群はもう根本的なパワーがぜんぜん違う。10年経っても古びてない。本質を見極められる人はやはりどんな世界でもすごい、と思うのだった。

もう一人は、宇川直宏氏。アンダーグラウンドに徹しながらもユーモアのあるセンスは、新しいのか古いのか、カッコいいのかそうでないのかもうまったく分からない(ほっぺたに穴をあけてそこにラジカセや自転車を通してパレードするタイの奇祭のグラフィックや、メキシコの覆面レスラーのカードなど)。
ちなみに、宇川氏の最新作は、「IT社長の部屋」と「キャバクラ嬢の部屋」をしつらえて実際に大震災級の揺れを起こし、その被災の一部始終を連続撮影するという「A Series of Interpreted Catharsis episode2-earthquake」である。すごい。